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富本洋正ショートショート③

こんにちは、富本洋正です!
今日はカエルのモリスのお話をご紹介します。


ある日、森の中に住むカエルのモリスは、大きな不満を抱えていた。モリスは友達のウサギ、リス、とり、そしてカメと楽しい日々を過ごしていたが、彼には1つだけ大きな問題があった。それは、彼がいつも泥んこだということだ。

モリスは他の動物たちと一緒に遊びたいが、泥だらけの足ではどこにも行けない。彼は自分の泥んこ足を見つめ、悲しい気持ちで決心した。「もういい。泥んこ足とお別れしよう!」と言って、泥んこ足を洗おうと思った。

モリスは泥んこプールに向かい、足を洗い始めた。最初は楽しそうに泳いでいたが、泥がなかなか落ちないことにイライラし始めた。そこでモリスは大胆なアイデアを思いついた。

彼は泥んこの代わりに、虹色のスパンコールを使うことに決めた。スパンコールは色とりどりで輝いていて、キラキラと美しい。モリスはモードファッションのエキスパートになるつもりで、スパンコールのコスチュームを作り始めた。

翌日、モリスは虹色のスパンコールのコスチュームを身につけて友達たちと再び会った。彼の友達は目を疑い、モリスの輝く姿に驚きました。モリスはスパンコールでキラキラと踊り、友達たちと笑いながら遊びました。

モリスの新しいスパンコールのスタイルは、森の中で大ヒットとなり、他の動物たちもそれに倣い始めました。それから、森はカラフルなスパンコールで輝くこととなり、モリスは泥んこ足の代わりにスパンコール足で新しい楽しい冒険を始めたのでした。

富本洋正ショートショート②

ある晩、街の小さなカフェで、彼と彼女は運命的な出会いを果たした。彼女は窓際のテーブルで、静かにコーヒーを楽しんでいた。彼は一人でテーブルに座り、ノートパソコンを開いていた。彼女の目は、窓の外に広がる雨の夜の景色に釘付けだった。

彼女は過去の出来事に思いを馳せ、未来への不安に心を乱されていた。彼は、次のプレゼンテーションのことで頭が一杯だった。それぞれの思い事に没頭していたが、カフェの雰囲気は彼らをやすらぎに包み込んでいた。

突然、彼女は彼の方を見つめた。彼の目もまた窓の外を見つめていた。そして、彼女は彼に微笑みかけた。彼も微笑みかけ、彼女に頷いた。

そして、その瞬間、彼らは言葉を交わさずに、お互いの心に何か特別なものを感じた。それは、まるで運命が彼らをこのカフェで出会わせるために働いていたかのようだった。時間が経つのも忘れ、彼らは共にいることで安心感を覚えた。

雨が降る夜、彼と彼女は予想もしなかった運命的な出会いを経て、新たな友情を育んでいった。そして、それは彼らの人生に明るい光を灯すこととなった。

富本洋正ショートショート1篇

はじめまして、富本洋正です。
今日のショートショートはこちら。

ある日、一人の男が道を歩いていると、空から石が落ちてきた。石は男の頭を直撃し、男は気を失ってしまった。

男が目を覚ますと、そこには神様が立っていた。神様は男にこう言った。

「お前は死んだ。しかし、お前は神様の使いとして、この世にもう一度生まれ変わることになった。」

男は驚いた。そして、神様にこう尋ねた。

「神様の使いとして、私は何をすればよいのですか?」

神様はこう答えた。

「お前は、この世に幸せを運ぶ使者となるのだ。」

男は神様に言われた通り、この世に幸せを運ぶ使者となった。彼はいつも笑顔で、誰にでも優しく接した。そして、彼の周りには、いつも幸せが訪れた。

ある日、男は病で倒れてしまった。彼は自分の命が尽きることを悟り、神様にこう言った。

「神様、私は使命を果たせましたか?」

神様はこう答えた。

「お前は、この世に大きな幸せを運んだ。お前は、神様の最高の使い者だった。」

男は神様の笑顔を見ながら、安らかに息を引き取った。
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